評判の捉え方からネガティブ状況の抑止策まで

評判の捉え方からネガティブ状況の抑止策まで

「評判は捉え方次第である」
とある、見込クライアント様(上場企業・不動産)のところへ伺った際、ご担当者様は総務部長であった。
当該会社において、会社名を検索した際に表示されるあらゆる、掲示板やブログで、
「ブラック企業だ」と書かれていたことがお問い合わせいただいた発端であった。

しかし、結果として、ご提案には着手されませんでした。

理由は、「幹部の一人はとても気にしているが会社の意向をまとめると、気にしないことにした」とのこと。

ただし、この1か月後、このご判断とご選択により、掲示板から飛び火した問題が浮上し、世間にあっという間に伝播してしまったことで、手が付けられない程の被害を被ってしまったと後から聞きました。

しかしながら、私としては、
「どちらでも結果は同じであり、決して間違ったご判断をされたわけではない」と考えています。
仮に、この時に対策を導入し、徹底して問題をクリアにしたところで、もしかしたらまた別の問題が発生していたかもしれない。

つまり、評判管理対策は積み重ねであることから、「正解はない」わけです。

ただし、ネガティブな問題が更に会社や事業の根幹を揺るがすような事態になる確率を大幅に下げる方法は存在しています。

結局のところは日頃の対外的なPR,評判管理への取り組みをいかに当事者意識をもって執り行っているか、
部隊をもっているか、日常化できているのか、というところで、いわゆる事前の「予防」ができると考えています。確実に確率を下げることもできます。

問題発生時には、まず何が最も重要な問題になっているか、情報収集をし、
分析をするというのがどのような種類の危機管理でも同じ流れを汲みます。

例えば災害時においても、まずは冷静に最も問題となっているのが何であって、その解決方法を導出していきます。
災害は勿論、急を要する場合もあるのでこの限りではありません。迅速な判断力が求められます。

また世間が発する有力なネガティブメッセージを除去するには、冷酷非常の極限ももいえるような手を打つ一方でソフトなPR戦略が必要になります。
ただし、ソフトなPR戦略も日頃からの積み重ねでしか確固たる足場がつくれないことはいうまでもありません。軸は一つではなく2つあるわけです。

①ネガティブメッセージ除去のための対策
⇒情報収集、調査、分析、問題点の洗い出し

②ソフトなPR戦略
⇒日頃からの広報展開を熟慮する、方法を導きだし実行する

双方合わせて、ようやく、確率を大幅に下げることのできる評判管理対策が効果を全面に発揮でき、
問題解決までの道筋がよくみえてきます。

弊社では特にこういった全体像からコンサルティングしていくことが多いです。

 

 

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