フードファディズムという概念
フードファディズムとは、特定の食品を摂取すると健康になる、特定の食品を口にすると病気になる、ある種の食品は体に悪いなど、マスコミや書籍・雑誌の情報を信じて、バランスを欠いた偏執的で異常な食行動をとること。アメリカでは以前からあった概念で、日本には1998年ごろ、高橋久仁子によって紹介された。マスメディアが科学的な根拠を把握せずに、扇情的に健康情報を流した事件など、社会問題にもなっている。“万病に効く食品、やせる食品”、“ある成分は難病に効く”、“天然や植物性は良いが人工や動物性は悪い”などの誤った情報や思い込みが典型的な例。食と健康に対するしっかりとした知識を身に着けることが解決策である。
(引用;コトバンク-知恵蔵2012
http://kotobank.jp/word/%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BA%E3%83%A0)
まさにこのコトバの通り、食品の消費者の心理行動はより科学的な根拠に基づいて立証されたとされるものを信用し、また逆に一旦、「レッテル」を貼られてしまったものはいくら行政機関が虚偽であるといっても中々原状回復に至らない。
そこには日本人の特徴ある「危機管理」「危機回避」の行動とも一致する。
下記はwikipediaより引用した、科学的な視点は置いておいて、フードファディズムが働いた食品群である。
一見して我々の脳には悪いとされるもの、良いとされるものが、科学的根拠なしに区別してしまっていることが多いのではないかと推察する。非常に興味深い。
悪いとされるもの
このリストにあるのはフードファディズムとして判断されるものであって、実際に科学的な根拠に基づいたリスクがあるかどうかとは無関係である。
- 精製された穀物による食品 – 白米や、白いパンやパスタやうどんなどの精製された小麦を使った食品、砂糖、精製度の高いとされる食品。
- 砂糖
- 異性化糖 (HFCS) – コーンシロップのような砂糖の代替品
- 炭酸飲料
- 食品添加物(アスパルテームなど)
- うま味調味料 – 脳に悪いとされることがある。詳細はグルタミン酸ナトリウムを参照。
- ファーストフード(ハンバーガーなど)
- マーガリン・ファットスプレッド・ショートニング
- 動物性タンパク質、動物性脂肪
- 牛乳
- 遺伝子組み換え作物
- 米
- 超高温殺菌牛乳
- インスタントラーメン
良いとされるもの
- オリーブオイル
- 有機食品 / 無農薬食品
- 雑穀 / 全粒穀物
- 納豆
- 天然酵母
- 有精卵
- 天然塩
- サプリメント(ビタミン剤、カルシウム剤、プロテイン、クロレラ、核酸、キチン・キトサン)
- イチョウエキス
- プロポリス
- レシチン
- アロエ
- コラーゲン
- 酵素
- ローフード
- ダイエット食品
- ゆで卵ダイエット
- お茶で痩せる
- 牛乳で安眠
- トマト
(引用;Wikipedia 本日時点)